眼瞼下垂・逆さまつ毛の手術
まぶたに関わる病気も手術で改善をめざします
当院では眼瞼下垂(がんけんかすい)と逆さまつ毛(眼瞼内反)に対する手術も行っています。眼瞼下垂とは、加齢などによりまぶたを上げる能力が低下して、まぶたが下がってしまう病気です。眼瞼内反は、年齢とともに生じた組織の緩みが原因となり、まつ毛だけでなくまぶたの一部も眼球側に入り込んでしまう病気です。
高周波ラジオ波メス サージトロンDUAL(ellman社製)
皮膚切開をより低侵襲で行うために、高周波ラジオ波メスを導入しました。これによって眼瞼下垂の手術や、腫瘤(できもの)の切除などが低侵襲(術後の腫れなどが軽減され、創の状態もより綺麗になります)で行え、出血も殆ど無いため手術時間も短縮されます。
眼瞼下垂症
まぶたを上げる筋肉が、元来ある位置から外れてしまって、まぶたを上げる力が伝わらなくなった状態です。これに対して様々なアプローチで筋肉を元の位置に修正し、まぶたを上げる力が伝わるようにするのが手術の目的となります。
治療
【眼瞼挙筋腱膜短縮術】
まぶたを上げる筋肉のうち、挙筋腱膜を元の位置に戻します。
右眼瞼下垂手術前
手術後
眼瞼皮膚弛緩症
顔面神経麻痺やまぶたのけいれんが原因で発生することもありますが、圧倒的に多いのが眼瞼皮膚弛緩症（まぶたの皮膚のたるみ）です。”を削除して”加齢による変化で上まぶたの皮膚がたるんで伸び、黒目をおおいかくす病気です。上方の視野を妨げる場合には治療の対象になります。
治療
【上眼瞼形成術】
加齢によってたるんだ皮膚を切除します。
【眉毛下切開術】
眉毛の下でたるんでいる部分を切除する方法です。
まぶたの手術はすべて日帰りで行っています。
手術後はまぶたが腫れますが、その程度には個人差があります。少しでも腫れを少なくするために、術後は保冷剤でしっかり冷やしましょう。
また、手術翌日から洗顔、洗髪が可能です。切開した皮膚を縫いますが、抜糸は術後約１週間後に行います。
手術前と手術後
右眼瞼下垂手術前
手術後
左眼瞼皮膚弛緩症手術前
手術後
左眼瞼下垂手術前
手術後
